2006年 05月 01日
放射性廃液ついに海に放出される
|
4月28日 金曜日 連休前に
六ケ所再処理工場から放射性廃液が
こっそり海に放たれました。
美浜の会メール・ニュースを転載します。
**********************************************************************
■原燃は28日、アクティブ試験後初めて、海に放射能を捨てました!
25日に岩手県の宮古市長など10市町村の首長・担当者、宮城県本吉町の市民が
再処理工場を視察しました。その場でも市長達は、岩手県内で説明会を開くよう強く
要求していました。この声も踏みにじり、「視察に来たからよし」と言わんばかり
に、その2日後に海に放射能を放出しました。24日の原燃社長の定例記者会見でも
海への放出については一切口をつぐんでいました。連休前にこっそり放出というわけ
です。断じて許せません!
■魔の金曜日
海に放出した28日は金曜日です。原燃ホームページでは、金曜日の「試運転状
況」は、5月1日の月曜日にならなければ知ることができません。今後も、この金曜
日を選んで放射能放出などを行う危険性があります。まさに「魔の金曜日」です。
原燃に対し、情報公開のあり方を根本的に改めるよう要求していく必要がありま
す。
○原燃HP「試運転状況」
http://www.jnfl.co.jp/daily-stat/000000-month/re_siken.html
■6時間かけて600立方メートル放出(600トン)
前回のメールでも紹介しましたが、廃液貯槽タンクは600立方メートルのタンク
が4基あります。このうち1基が満杯になる前に放出すると原燃は言っていました。
いつ放出するかの予告もなしにということでしたが、今回、その通りになりました。
現時点では、この放出については、新聞報道でしか知ることはできません。分かっ
ているのは、
・28日の午前11時から、約6時間かけて600立法メートルを放出。1時間に
100立法メートルで、これは通常運転通りの放出率です。
・放出されたトリチウムの量は「管理目標値の1億分の1」といわれていますが、
他にどのような放射能が放出されたのかについては一切報道されていません。
・青森県が監視しているとのことですが、具体的に何を監視しているのかも書かれ
ていません。
○アクティブ試験廃液を放出
青森朝日放送 No: 8895 / Genre: 話題・トピック / Date: 2006/04/28(Fri)
18:43
http://www.aba-net.com/cgi-local/news/newsboard.cgi
○再処理試運転後初の放射性物質含む廃水放出 デーリー東北(2006/04/29掲
載)
http://www.daily-tohoku.co.jp/kakunen/news2006/kn060429a.htm
○排水600トン 沖合へ放出 朝日/青森 2006年04月29日
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000604290001
■本格操業では、2日に1回の割合で600トン放出
本格操業が始まると2日に1回の割合で600トンの廃液を放出する予定だといい
ます。こんなことが今後やられるのかと思うと、ぞっとします。天恵の海である三陸
の海が放射能汚染で取り返しのつかなくなる前に、なんとしても海への放出をとめま
しょう。
★当会のHPに、下記記事を掲載しています。是非、御一読下さい。
日本原燃の海洋への放射能放出に抗議する
日本原燃は生命の源泉である海を放射能で汚すな
三陸沿岸の人たちの声に真摯に耳を傾けよ
http://www.jca.apc.org/mihama/
★★原燃宛に「放射能を海に捨てないで!」メールを開始しています(4月26日よ
り)。是非、抗議の声をあげてください。
原燃宛メールはこちらから
http://www.jca.apc.org/mihama/reprocess/gennen_mail/gennen_mail.htm
郵便・電話・FAXの場合は下記です
日本原燃株式会社
青森県上北郡六ヶ所村大字尾駮字沖付4番地108
TEL 017-571-2002(広報) FAX 0175-571-2136
原燃宛に送られた皆さんのメールは、適宜、岩手県知事、宮古市長、岩手県漁連、観
光協会などにもお知らせします。
■「STOP!再処理 ネットワーキング」が立ち上がっています。
ご存じの方も多いと思いますが、SENZA FINEさんの呼びかけで「STOP!再処理
ネットワーキング」が立ち上がっています。多くのブログ開設者が参加されていま
す。是非、ご覧下さい。http://blog.livedoor.jp/stop_saishori/
■水俣病が行政によって公式に確認されてから50年です。
水俣病問題に長年取り組まれているアイリーン・美緒子・スミスさんの新しいホー
ムページ「アイリーン・アーカイブ」を紹介します。
http://aileenarchive.or.jp/index.html
■アクティブ試験に反対する皆さんの取り組みや情報などをお寄せください。
mihama@jca.apc.org
<アクティブ試験の状況> ◎印が新しい内容です
3/31 アクティブ試験開始
4/1〜8 使用済み核燃料8体をせん断・溶解
4/11 ハル(燃料被覆管)洗浄液40リットル漏えい事故
4/16〜 溶解液を分離建屋に移送し、核分裂生成物を分離、ウランとプルト
ニウムをそれぞれのラインに分配
4/17 分離建屋と精製建屋間のコンクリート製配管用通路の漏えい受け皿
検知ポットの水位上昇・放射性物質検出
4/18〜 精製建屋で、ウラン溶液とプルトニウム溶液を精製
◎4/28 アクティブ試験後、初めて廃液を海に放出(600トン)
◎4/27・28に予定していた使用済み核燃料10体のせん断・溶解は、4/1
7に明らかになったポットの放射性物質検出の原因調査を優先させるため、現在は行
われていない。
**********************************************************************
六ケ所再処理工場から放射性廃液が
こっそり海に放たれました。
美浜の会メール・ニュースを転載します。
**********************************************************************
■原燃は28日、アクティブ試験後初めて、海に放射能を捨てました!
25日に岩手県の宮古市長など10市町村の首長・担当者、宮城県本吉町の市民が
再処理工場を視察しました。その場でも市長達は、岩手県内で説明会を開くよう強く
要求していました。この声も踏みにじり、「視察に来たからよし」と言わんばかり
に、その2日後に海に放射能を放出しました。24日の原燃社長の定例記者会見でも
海への放出については一切口をつぐんでいました。連休前にこっそり放出というわけ
です。断じて許せません!
■魔の金曜日
海に放出した28日は金曜日です。原燃ホームページでは、金曜日の「試運転状
況」は、5月1日の月曜日にならなければ知ることができません。今後も、この金曜
日を選んで放射能放出などを行う危険性があります。まさに「魔の金曜日」です。
原燃に対し、情報公開のあり方を根本的に改めるよう要求していく必要がありま
す。
○原燃HP「試運転状況」
http://www.jnfl.co.jp/daily-stat/000000-month/re_siken.html
■6時間かけて600立方メートル放出(600トン)
前回のメールでも紹介しましたが、廃液貯槽タンクは600立方メートルのタンク
が4基あります。このうち1基が満杯になる前に放出すると原燃は言っていました。
いつ放出するかの予告もなしにということでしたが、今回、その通りになりました。
現時点では、この放出については、新聞報道でしか知ることはできません。分かっ
ているのは、
・28日の午前11時から、約6時間かけて600立法メートルを放出。1時間に
100立法メートルで、これは通常運転通りの放出率です。
・放出されたトリチウムの量は「管理目標値の1億分の1」といわれていますが、
他にどのような放射能が放出されたのかについては一切報道されていません。
・青森県が監視しているとのことですが、具体的に何を監視しているのかも書かれ
ていません。
○アクティブ試験廃液を放出
青森朝日放送 No: 8895 / Genre: 話題・トピック / Date: 2006/04/28(Fri)
18:43
http://www.aba-net.com/cgi-local/news/newsboard.cgi
○再処理試運転後初の放射性物質含む廃水放出 デーリー東北(2006/04/29掲
載)
http://www.daily-tohoku.co.jp/kakunen/news2006/kn060429a.htm
○排水600トン 沖合へ放出 朝日/青森 2006年04月29日
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000604290001
■本格操業では、2日に1回の割合で600トン放出
本格操業が始まると2日に1回の割合で600トンの廃液を放出する予定だといい
ます。こんなことが今後やられるのかと思うと、ぞっとします。天恵の海である三陸
の海が放射能汚染で取り返しのつかなくなる前に、なんとしても海への放出をとめま
しょう。
★当会のHPに、下記記事を掲載しています。是非、御一読下さい。
日本原燃の海洋への放射能放出に抗議する
日本原燃は生命の源泉である海を放射能で汚すな
三陸沿岸の人たちの声に真摯に耳を傾けよ
http://www.jca.apc.org/mihama/
★★原燃宛に「放射能を海に捨てないで!」メールを開始しています(4月26日よ
り)。是非、抗議の声をあげてください。
原燃宛メールはこちらから
http://www.jca.apc.org/mihama/reprocess/gennen_mail/gennen_mail.htm
郵便・電話・FAXの場合は下記です
日本原燃株式会社
青森県上北郡六ヶ所村大字尾駮字沖付4番地108
TEL 017-571-2002(広報) FAX 0175-571-2136
原燃宛に送られた皆さんのメールは、適宜、岩手県知事、宮古市長、岩手県漁連、観
光協会などにもお知らせします。
■「STOP!再処理 ネットワーキング」が立ち上がっています。
ご存じの方も多いと思いますが、SENZA FINEさんの呼びかけで「STOP!再処理
ネットワーキング」が立ち上がっています。多くのブログ開設者が参加されていま
す。是非、ご覧下さい。http://blog.livedoor.jp/stop_saishori/
■水俣病が行政によって公式に確認されてから50年です。
水俣病問題に長年取り組まれているアイリーン・美緒子・スミスさんの新しいホー
ムページ「アイリーン・アーカイブ」を紹介します。
http://aileenarchive.or.jp/index.html
■アクティブ試験に反対する皆さんの取り組みや情報などをお寄せください。
mihama@jca.apc.org
<アクティブ試験の状況> ◎印が新しい内容です
3/31 アクティブ試験開始
4/1〜8 使用済み核燃料8体をせん断・溶解
4/11 ハル(燃料被覆管)洗浄液40リットル漏えい事故
4/16〜 溶解液を分離建屋に移送し、核分裂生成物を分離、ウランとプルト
ニウムをそれぞれのラインに分配
4/17 分離建屋と精製建屋間のコンクリート製配管用通路の漏えい受け皿
検知ポットの水位上昇・放射性物質検出
4/18〜 精製建屋で、ウラン溶液とプルトニウム溶液を精製
◎4/28 アクティブ試験後、初めて廃液を海に放出(600トン)
◎4/27・28に予定していた使用済み核燃料10体のせん断・溶解は、4/1
7に明らかになったポットの放射性物質検出の原因調査を優先させるため、現在は行
われていない。
**********************************************************************
by keep5ing
| 2006-05-01 11:27
| 核・原子力