2007年 09月 12日
映画 「TOKKO-特攻-」をみて
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この夏あまりにも暑くて、なぁ〜んにもやる気がしなかった。梅雨明け直後、二日続けて軽い熱中症になってしまった。仕事で肉体労働しているからね、しかも炎天下で。
あまりに辛かったので、その後ひやひやしながら仕事をしたら…人間ってすごいよね、慣れてしまうんだから。
って訳でブログをまとめ更新している。
8月22日に映画 「TOKKO-特攻-」をみてきた。貴重なインタビューと初めて見た映像、効果的に使われたアニメーションなどで連れて行った小学生も全く退屈することなく興味深くみることができた。
反戦思想を押し付けることなく、当事者の心境を丁寧に伝えている。結果として醜く、ばかばかしい戦争を表現したといえる。将来有望な若者を爆弾の代わりに突っ込ませる狂気を淡々と語った元特攻隊員、その攻撃を受けたアメリカの元軍人の言葉。聞くことができてよかった。
反戦デモに行った時、『戦争はゼイタク。戦争はちらかす』というプラカードを掲げている人を見た。まったくその通りだと思った。その言葉をいつも思い出す。この映画を見た時も思い出した。特攻隊の攻撃で駆逐艦が沈む映像を見た時、こんなに散らかして、その後、誰が片付けたんだろう。戦争は最大の環境破壊だと思った。
戦争で物資のない日本は戦闘機に使い捨て燃料タンクを付けていた。竹で編んだ躯体に和紙を張り付け柿渋を塗って防水にしたものだった。感心してしまった。日本の知恵を戦争ではなく平和のために使っていきたい。
国は国民の生命と財産を守るって言うけど、今の日本は全くその逆をいってるよね。美しい国にしなくてもいいから、一人一人が幸せに生きていける国にしてほしい。
by keep5ing
| 2007-09-12 17:16
| 平和