2010年 06月 16日
講師の梅林さんのお話を聞いて思ったこと
米軍の国防は、企業の戦略のようだということ。就職した兵士を英雄視する
ことで士気をアップし、その家族をも養って、軍需産業と連携してもうけ、
世界一の企業に成長させる。だから、経済的に納得させれば、基地をなくす
ことだってできるのではないかと感じた。
周到な準備をして戦略を練り、計画的に攻撃するなど、突然の有事に対処する
ようには基地は機能しないようだ。基地の周りではひどい人権侵害を繰り返し、
改善もされないなど我が国にとってメリットが見つからない。思いやり予算まで
だして、基地移転や基地建設の費用まで日本が負担させられようとしている。
こんな税金の使われ方でいいのか考えようよ。
こんな関係は変えなければならい。
日米の安全保障条約のうたうところの平和と友好の関係になっていない。
普天間基地の県外移転を断念した鳩山さんだが国民が考えるきっかけに
なったのではないかと思う。今までの政権がしなかったことをしたと
私は評価する。
世界では、米軍基地を減らすことができた国がある。ドイツ、フィリピン、
韓国など。いろいろな理由はあるが、どこも対話によって対米同盟をかるく
していったそうだ。日本も思いやり予算を減らしたり、少しずつ段階的に
対米政策を変更していくのがいいと梅林さんはおっしゃっていた。
日本は宝のような憲法9条を持っている。戦争を嫌う国として一目置かれて
いるはずだ。この姿勢をつらぬき、非核を堂々と発信して行けばいいと思う。
米国に依存しすぎている。みんなで考え日本独自の平和を発信していけばいい
と思う。それにはまず、一人一人が自分で考えることだ。
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学習会:日米安保条約に代わるもの 私たちがつくる平和 のぞむ社会
日時:2010年 6月5日(土)
主催:ふぇみん婦人民主クラブ
全国で580万人が参加し、33万人の人々が徹夜で国会を包囲 したという
60年安保闘争。 それから50年がたちました。私たちの生活は大きな変貌を
遂げ るなか、日米安保体制は堅持され、冷戦終結後のこの20年は さらに
同盟強化の方向へと動いています。 あらためて、私たちはどのような社会を
つくっていきたいのか、安保条約のない世界への道筋を含めて、梅林宏道さんと
共に考えてみたいと思います。
講演:梅林宏道 1937年生まれ。東京大学大学院修了。80年大学教員を退職。
「市民の手による平和のためのシンクタンク」が必要と、 98年「ピースデポ」
設立。その間、米国情報公開法を駆使して 日本で初めて在日米軍の実態を明ら
かにし、また「東北アジア 非核地帯」構想を提唱、普及に努める。
現在、ピースデポ特別顧問。著書に「在日米軍」岩波新書 「米軍再編ーその
狙いとは」岩波ブックレットなど
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by keep5ing
| 2010-06-16 15:30
| 平和